脳脊髄液とは脳内で作り出されるリンパ液に似た弱アルカリ性で無色透明の液体です。
リンパ液との大きな違いは液内に白血球を含まないということです。
脳脊髄液は、脳の周囲や背骨にある脊髄神経の周囲を循環して脳や脊髄神経に栄養分などを運んでいます。常時150ml程度が存在していて、一日の生産量は約500mlあり、一日で3~4回入れ替わっているとされています。
主に次の3つの役割がありますが、未解明な点も多いとされています。
1.脳の保護
脳脊髄液は脳の周囲にあって、外部からの衝撃による脳の損傷を防ぐクッションの役割を担っています。
(脳みそが脳脊髄液の中に浮かんでいる状態)
2.各種の栄養分の運搬
脳や脊髄神経に必要とされる栄養分を運んでいます。その他にもホルモンや脳内伝達物質なども運んでいると言う学者もいます。
3.老廃物の搬出
脳や脊髄神経に溜まった老廃物を静脈まで運んでいます。特に睡眠時に脳に溜まった老廃物を大量に搬出しているという学者もいます。
脳の中には「第3脳室」、「第4脳室」、「側脳室」と呼ばれる場所があり、脳脊髄液は主にこの中にある脈絡叢で作り出されます。
作られた脳脊髄液は脳の周囲を循環するだけでなく、その一部は背骨を通って骨盤にある仙骨まで行き、脳に戻って行くという循環を繰り返しています。更にその一部は脊髄神経から体全体に広がっている末梢神経にまで流れ込んでいます。
脳脊髄液は脳内では脳の中にある静脈に吸収されます。また、脊髄神経からから伸びている末梢神経ではリンパ液に混ざって、最終的にはリンパ管や血管に吸収されます。
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※あくまでも個人の感想です。